韓経:韓国人で初めてノーベル賞候補になった「国内第1号化学博士」李泰圭氏
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.11 11:37
「この国にも希望がある。学生たちの探求欲、世界一流の学者たちが話す難しい講演を最後まで聞いて理解しようとするその強靭な探求欲には頭が下がる。韓国の明日は明るい」。
米国ユタ大学教授に在職中だった李泰圭(イ・テギュ)博士(1902~1992)は1964年9月、しばらく帰国して当時の朴正煕(パク・チョンヒ)大統領を表敬訪問した席でこのように話した。李教授の言葉に鼓舞された朴元大統領は、彼を含めて海外に出て行っている科学者たちの帰国をすすめ始めた。それから9年後、彼はユタ大の教授職を捨てて永久帰国した。