<チャイナインサイト>中国にとって隣国は交渉ではなく管理の対象だ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.08 13:12
韓国内の中国研究者が最も多く受ける質問は恐らく「中国はいったいどんな国なのか」ではないかと思う。曖昧さが中国の代名詞として作用するケースが多いためだ。中国は北核に反対して国際社会の対北朝鮮制裁には参加しながらも、北核を防ぐための高高度ミサイル防衛(THAAD)体系の韓半島(朝鮮半島)導入には反対の声を惜しまない。極めて二重的だ。何が中国の本心なのか。不確実性にあふれる中国の外交形態はどのように読み解くべきなのか。
中国の習近平国家主席が先月25日ロシアのウラジミール・プーチン大統領と北京で会って声を1つにした。THAADの韓半島配備に「強く反対する」というものだった。そのような中国が5日前の20日頃には対北朝鮮制裁の履行報告書を国連に提出した。通常よりも足速い動きだという評価が出た。北朝鮮問題に対する明と暗を同時に見せている。