【コラム】ブレグジットのおかげで「一息ついた」韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.08 09:21
欧州連合(EU)はブレグジット(英国のEU脱退)で危機を迎えた。国際経済一般、その中でも国際金融の危機だ。理念的には新自由主義・グローバル主義・多文化主義の危機としてもよく理解される。英国や韓国のような個別国家も国際社会も共に波打った。
見逃してはいけない別の次元がある。ブレグジットは「地域主義(regionalism)の危機」だ。地域主義は国家内部にもあり、国際社会にもある。国家内部の地域主義の代表的な事例としてはカナダのケベック、英国、スコットランド、スペインのカタルーニャが浮上する。韓国の嶺湖南(ヨンホナム)地域主義も同じ範疇に入る。「忠清道(チュンチョンド)待望論」には本格化する可能性がうかがえる「湖西地域主義」が潜在された。