辛東彬ロッテ会長帰国するやいなや…検察「日本ロッテの資料提出せよ」圧迫
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.04 08:32
辛東彬(シン・ドンビン、重光昭夫)ロッテグループ会長(61)が3日に帰国しながらロッテグループの秘密資金疑惑を捜査中の検察とロッテ間の攻防が一層激しくなる見通しだ。辛会長の帰国は先月7日に国際スキー連盟総会参加のためにメキシコのカンクンに向けて出国して26日ぶり、検察がロッテグループに対して電撃的な家宅捜索に着手してから23日ぶりだ。辛会長はこの日、日本から出発して午後2時40分ごろ金浦(キンポ)国際空港経由で入国した。検察捜査に関して彼は「ご心配をかけて申し訳ないと思っている。誠実に(捜査に)協力するようにする」と話した。
また辛会長は姉の辛英子(シン・ヨンジャ)ロッテ奨学財団理事長(74)の支援金の授受問題を知っていたかどうかという質問について「(事前に)知らなかった」と答えた。
辛会長は4日から通常出勤して検察捜査に備えた戦略を立てる計画だ。ロッテグループの弁護人も辛会長の帰国当日に緊急対策会議を開いたという。辛会長の弁護は、千成寬(チョン・ソングァン)元検察総長候補やチャ・ドンミンン元ソウル高検長を中心としたローファーム「キムアンドチャン」の弁護士が担当している。ロッテ系列会社も太平洋・クァンジャン・世宗(セジョン)などの大手ローファームが手分けして受け持っている。