韓経:【コラム】ソフトウェアパワー不在、大韓民国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.06.30 10:18
20世紀に入って出現した億万長者の大多数は情報技術(IT)分野の人物だった。フォーブスが発表した「2016年世界長者番付」を見ると、マイクロソフト(MS)のビル・ゲイツが3年連続で1位を守り、アマゾン創業者のジェフ・ベゾス、フェイスブック創業者のマーク・ザッカーバーグ、そしてオラクル創業者のラリー・エリソンが5-7位だった。大韓民国も富の移動が最近活発になり、IT分野の新興富豪が増えた。クォン・ヒョクビン・スマイルゲート代表が4位、金正宙(キム・ジョンジュ)NXC代表が6位だ。
未来創造科学部は3年前から「ソフトウェア(SW)適正価格」懇談会を開いている。似た性格の討論会が創造経済を国政アジェンダに掲げた朴槿恵(パク・クネ)政権に入って増えた。しかし現場はソフトウェア会社の劣悪な現実を吐露する場になって久しい。ソフトウェア産業が本格的に生じてから30年ほど経過したが、ほとんど変わっていない。適正価格を求めるソフトウェア業界の絶叫は凄絶だ。