韓経:サムスン、中国産供給過剰に大型LCDラインも稼働中断
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.06.30 09:36
サムスンディスプレイがLCD(液晶表示装置)パネル工場をまた一つなくす。同社は2008年まで韓国で8カ所のLCD工場を稼働したが、その後5カ所を閉鎖または研究用に変え、3カ所だけを稼働中だ。
業界によると、サムスンディスプレイは忠清南道牙山(アサン)第7工場の1段階ラインの生産を年末に中断し、このラインをOLED(有機発光ダイオード)ラインに変える。LCD生産設備は売却を推進している。業界の関係者は「サムスンディスプレイがすでに顧客にLCDラインの生産中断計画を明らかにした」と話した。
2005年に稼働に入ったサムスンディスプレイの牙山第7工場は第7世代原板(1950ミリ×2250ミリ)基準で1ラインが月15万枚、2ラインは月17万枚を生産中だ。主に40インチテレビ用パネルとして販売される。しかし最近は中国・台湾企業が同じ価格で41-43インチ用パネルを市場に出し、需要が大幅に減った。