【時視各角】お金が語る韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.06.21 09:08
マネートークス(Money talks)。お金が語る。私たちが暮らす資本主義の世の中で、お金はあらゆるものの尺度だ。キャリア20年の会計士Kに、大宇(デウ)造船海洋でどうやって2兆ウォン(約1800億円)も粉飾でき、一介の次長が180億ウォンを横領できるのか、会計法人は何をしていたのかと聞いてみた。Kは「簡単だ」と言った。
「DART、金融監督院電子公示システムサイトに入ってみよう。ここにある大宇造船海洋2015年度事業報告書。アンジン会計法人に監査の報酬として5億4600万ウォンを払った。韓国の大企業が払う監査報酬は米国・欧州の10分の1水準だ。外国企業は、この監査報酬額だけを見ても監査がどれほど大ざっぱな計算なのか分かるだろう。会計法人の内部にどんなことがあったのかは捜査で明らかになるだろう」