【社説】フォルクスワーゲンの前に韓国はなぜ限りなく小さくなるのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.06.20 13:19
フォルクスワーゲンの違法行為はいよいよ佳境に入る。検察はフォルクスワーゲンがディーゼル車だけでなくガソリン車も韓国の排出ガス基準に合わせるためにソフトウェアを操作した容疑を確認したと明らかにした。問題の車両はガソリン車の「ゴルフ1.4TSI」で、2014年5月に韓国の排出ガス認証に脱落するとドイツ本社の指示によりソフトウェアを操作したという陳述を確保した。検察はこのほかにも燃費など各種試験成績書48件を操作した事実を追加で確認したという。これまで含めばフォルクスワーゲンが韓国政府に提出した書類のうち操作が確認されたものだけで139件に増える。
昨年9月に米国で燃費不正スキャンダルが起きてから韓国で始まった調査でもこうした違法行為は次々に明らかになっているが、フォルクスワーゲンは韓国でのリコールと補償計画は用意していない。むしろ環境部に誠意のないリコール計画書を送り3回も突き返されても依然としてふんばっている。
フォルクスワーゲン本社が今回のスキャンダルと関連した費用として162億ユーロ(約21兆3900億ウォン)を設定し、米国では100億ドルをまず賠償して欧州でもリコールを実施するのとは全く異なる態度だ。