【社説】江南アパート発の両極化、放っておけば亡国病になる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.06.15 15:13
今月に入ってから江南(カンナム)の不動産市場が盛り上がっている。主に再建築団地だ。開浦(ケポ)から始まり盤浦(バンポ)→狎鴎亭(アックジョン)→木洞(モクトン)→汝矣島(ヨイド)まで拡散している。一晩寝れば1000万ウォン(約90万円)ずつ上昇するという話も出てくる。2週間で1億ウォン、1カ月間で3億ウォン超上がった所もある。狎鴎亭洞の新現代(シンヒョンデ)アパートの一番小さい型の85平方メートルの価格は2カ月前に14億ウォンで取引されていたが最近16億ウォンに上昇し、今は売買物件もなくなった。松坡区蚕室(ソンパグ・チャムシル)住公5団地、盤浦住公アパート、開浦洞1団地なども似たようなものだ。すでに投機の兆しが明らかだ。現地の不動産仲介業者らが「上がりすぎた」と投資に慎重になるよう要請するほどだ。
景気は沈んでいるが江南の再建築アパートだけは1坪あたりの分譲価格が5000万ウォンまで上昇するというのはまったく正常に思われない。それでも政府当局は腕組みをしたまま見守っているだけだ。金融当局が融資動向を点検するぐらいだ。その間に地方と江南の間の不動産両極化はますます大きくなっている。