中国漁船、独占操業で世界中の海が疲弊
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.06.13 11:28
世界の海が、中国漁船の違法操業のために疲弊している。韓国や東南アジアなど中国大陸の近海だけでなく遠く中南米やアフリカでも他国の領海や排他的経済水域(EEZ)を侵して拿捕されたり撃沈されたりする事例が頻発している。
インドネシア海軍所属の駆逐艦は先月27日、ナトゥナ島の近海で違法操業していた中国漁船に警告発砲をした後、逃走しようとしていた中国漁船を追跡して拿捕し乗務員88人を逮捕した。
ジャカルタポストによれば中国漁船の近くでは中国海洋警察所属の監視船が漁船を援護しようとしたが、インドネシア駆逐艦が出動すると抵抗しなかった。インドネシア当局は昨年5月21日、海軍に違法拿捕された外国漁船41隻を爆破したが、この中には中国漁船もいた。これについて洪磊・中国外務省報道官は「建設的に漁業協力を推進してきており中国企業の合法的権益を保護することを望む」として遺憾の意を表わした。