【コラム】後退するのはスポーツだけか=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.06.06 08:13
8月5日のリオデジャネイロオリンピック(五輪)開幕まで残り60日となった。韓国の目標成績は「10-10」(金メダル10個以上獲得と総合順位10位以内)。大韓体育会が予想する金メダル候補種目をみると、「予想通り」アーチェリー・バドミントン・フェンシング・柔道・射撃・テコンドーだ。102年ぶりに五輪の舞台に戻ったゴルフが金メダル候補に含まれた点(韓国女子ゴルフが世界最強なので当然だが)が新しいだけで、そのほかは1990年代と似ている。2016リオ五輪の目標が2008北京や2012ロンドン当時と比べて変わった点は、メダル候補種目に水泳がないことだ。五輪の年、韓国男子水泳は国家代表選抜戦で五輪A基準記録通過者を一人も出すことができなかった。水泳は国別にA基準記録通過者2人まで五輪に出場する。A基準記録通過者がいなければB基準記録通過者1人が出場できるが、出場が保証されているわけではない。もしかすると出場選手を見ることもできないかもしれない。
4日にソウル木洞(モクトン)室内スケートリンクで「オールザットスケート2016」アイスショーが開催された。出演者の中にキム・ヨナはいなかった。キム・ヨナは舞台の外で後輩を励まし、ショーを見守った。この日のアイスショーの観客は3000人にもならなかった。キム・ヨナが出演した過去のアイスショーはチケットを確保するのも難しかった。観客もいつも1万人に近かった。当時とは比較にならないほどみすぼらしい。さらに今回のアイスショーはタイトルスポンサーもなかった。