韓経:造船・海運の構造改革、規模縮小した「30年前の日本の前轍」踏むべきでない=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.05.25 10:53
海運・造船産業は代表的な景気循環産業だ。海運市場の周期は長い期間を待つこともある。しかし歴史的な経験から見ると、深刻に厳しい時期はすでに回復が始まった時だった。経験が豊富な海運・造船会社の一部はもしかするとすでに景気回復の流れを感じているかもしれない。マーティン・ストップフォード氏の『海運経済学』に出ている過去の海運周期の中から、現在の海運市況と似たケースと当時の市況がどう変化したかを調べよう。最初の事例は120年前の1890-1900年期間だ。1890年から始まった海運不況の中で、1894年に英国のある船舶仲介人はこのように述べた。
「海運会社と船主の慈善活動は終わりがないようだ。収益なく5年間過ごしたが、発注した船舶を勘案すると現在の低い運賃は長く続くだろう」。しかし10年も経っていない1898年に入って景気は回復し始め、1900年には運賃指数が1880年以来の最高水準となった。