米国、「過去の敵」ベトナムと手を握って中国牽制へ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.05.24 14:05
米国とベトナムはベトナム戦争が終わって20年後の1995年に国交を結んだ。国交正常化の後、2000年にクリントン大統領、2006年にブッシュ大統領がベトナムを訪問したが、米国大統領では3人目となるオバマ大統領の訪問は特別な意味を持つ。中国が南シナ海での覇権主義を露骨化している時期に両国の利害関係が一致し、完全な関係正常化という成果を上げたからだ。
ベトナムのチャン・ダイ・クアン国家主席は23日、オバマ大統領との首脳会談後の共同記者会見で、両国を過去の敵から友人になった関係と規定した。南シナ海で中国と領有権紛争中のベトナムは、軍備増強のために武器禁輸の全面解除を米国に要求してきた。米国は2014年、海洋安保関連の殺傷武器に限り禁輸措置を解除したが、人権問題と米保守派の反対などを考慮して全面解除はしなかった。