韓経:現代ロテム、動力分散式の高速列車を初供給=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.05.23 10:49
現代ロテムが自主開発した動力分散式の高速列車(ヘム)を初めて供給する。KORAIL(韓国鉄道公社)は2020年開通予定の慶全(キョンチョン)線釜山(プサン)の釜田(プジョン)駅~馬山(マサン)複線電鉄の区間に投入される時速250キロ級の動力分散式高速列車30両の納品事業者として現代ロテムを最終選定した。現代ロテムの動力分散式高速列車「ヘム250(EMU-250)」を1両あたり約34億ウォン(約3億1500万円)、計1020億ウォンで納品する条件だ。
KORAILは早ければ23日に現代ロテムと契約を締結する予定だ。KORAILは昨年11月に動力分散式列車の初入札を行ったが、現代ロテムのほかに入札者がなく、有効競争は成立せずに2度の入札流れとなった。KORAILと現代ロテムは価格差を狭めることができずに難航していたところ終盤の交渉で成功したという。
現代ロテムは2012年に世界で4番目に動力分散式高速列車の国産化に成功した。これまでの高速列車は一番前と一番後ろに動力装置がついていて前と後から引っ張る方式だった。動力分散式列車は車両ごとに動力装置を設置して空間を節約し加速と減速性の能が優れているという分析だ。