韓経:【コラム】「トランプ症候群」を活用しよう=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.05.19 11:12
16日(現地時間)、韓国経済研究所(KEI)の主催により米国ワシントンDCで開かれた「韓米同盟強化」セミナーの会場。パネリストが共和党大統領選挙候補のドナルド・トランプ氏の外交・安保公約をめぐって熱を帯びた討論を行っている間、聴衆の席にいた1人がいきなり誰かを指し示した。彼は「あそこにトランプ陣営から来た人がいるが(公約の関連内容を)直接尋ねたらどうか」と提案した。
その人はどこかに行く途中で立ち寄ったのかネクタイはもちろんジャケットも着用していないシャツ姿だった。聴衆席にいた参席者らがどっと集まっていって名刺を渡すと、彼は追われるように会場を出て行った。
この頃ワシントンDCではトランプ氏を少しでも知っている人の人気ぶりが「上限値」だ。トランプ氏が共和党大統領候補に確定した後、本戦までものにする可能性が高くなる中で彼に関する情報需要は爆発しているのだが供給はきわめて少ないからだ。