韓経:【コラム】衛星の観測情報で新産業を開こう=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.05.19 10:31
地震・台風・津波など世界的な災害が広範囲で起きるにつれ人工衛星の情報活用が新たに注目されている。人間が接近しにくい地域で広大な規模の災害が発生する場合、人工衛星の観測データが被害の把握や救助活動において重要な情報になりつつあるからだ。
昨年4月にネパールで発生した大地震の時に、韓国が提供した衛星映像は救助活動や被害の把握に効果的に活用された。韓国は国際協力プログラムである「宇宙・大型災害に対応する国際憲章」加盟国であり、映像情報を計7回にわたりネパール政府に伝えた。このプログラムは人工衛星を保有する16カ国の宇宙開発機関が参加し、宇宙技術を災害分野に積極的に活用して人命被害を最小限に減らそうという趣旨で運営されている。2000年から活動が始まり今年4月までに110カ国に500件余りの災害情報を提供した。韓国は2011年に加入して韓国航空宇宙研究院が活動している。昨年までにチリ・トルコ・エジプトなど18の開発途上国に76件の映像情報を支援した。