【時視各角】朴大統領、大胆な田中角栄を参考にすれば…(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.05.17 08:11
昨日、朴槿恵(パク・クネ)大統領が李元鐘(イ・ウォンジョン)元忠清北道知事を秘書室長に任命した。これに先立ち親朴は忠清南道出身の鄭鎮碩(チョン・ジンソク)議員をセヌリ党院内代表に選んだ。忠清(チュンチョン)出身の全盛時代だ。さらに「潘基文(パン・ギムン)待望論」まで膨らんでいる。一方、総選挙惨敗の政務首席秘書官は生き残り、法曹不正関与疑惑の民情首席秘書官もその席を守った。変えるものは変えるものの最側近を通じた国政の方向はそのまま維持するという意志がにじみ出ている。
経済でも同じだ。安鍾範(アン・ジョンボム)政策首席秘書官-姜錫勲(カン・ソクフン)経済首席秘書官の組み合わせは「変化」よりも「現状維持」に重きが置かれている。崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)前経済副首相と安鍾範・姜錫勲首席秘書官の同盟関係は予想より強くて深い。彼らが大統領選挙当時に経済民主化に対抗して共同戦線を構築したことは有名な話だ。しかし崔・安・姜の3人の縁ははるかに古い。3人は米ウィスコンシン大学の同窓だ。また李会昌(イ・フェチャン)元ハンナラ党代表が大統領選挙陣営に迎えた人物だ。