「日本人、米国の原爆謝罪と解釈」…ホワイトハウスは否定
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.05.12 08:11
27日に予定されたオバマ米大統領の広島訪問が、日本人に米国の原爆投下行為に対する謝罪と映る可能性があると、米国メディアが報じた。
USAトゥデイは10日(現地時間)、「日本人はオバマ大統領が広島原爆投下についてはっきりと謝罪するとは期待していないが、広島訪問自体を謝罪と解釈する可能性が高い」と伝えた。米外交専門誌『ザ・ディプロマット』も「日本では彼の訪問を、米大統領が原爆による恐怖と破壊を認める重要なジェスチャーとして受け止めるだろう」と予想した。米笹川平和財団のホーナン研究員も先月、産経新聞のインタビューで「大統領が広島で演説すれば、彼の発言が誤解されて政治的な論争を起こし、過度に分析される危険がある」と懸念を表した。
ホワイトハウスはこれを一蹴した。アーネスト大統領報道官はこの日、記者らに対し、「オバマ大統領の広島訪問を過去の原爆投下に対する謝罪と解釈するのなら、それは間違っている」と述べた。別の米政府関係者も「演説になろうと声明になろうと、その中には、『オバマ大統領の広島訪問が日本の戦争責任に免罪符を与えるのでは』という韓国・中国の反発を考慮し、今回の訪問が『アジア地域の安定』に寄与するべきだという日本に向けたメッセージが込められるだろう」と強調した。