【社説】お金受け取りオキシ実験操作した教授、永久退出すべき=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.05.10 08:46
ソウル大学のチョ教授がオキシー・レキット・ベンキーザー(現RBコリア)から金品を受け取って加湿器の殺菌剤実験の報告書を操作した容疑で拘束された。収賄後の不正処置・詐欺・証拠操作容疑が適用された。検察はチョ教授が問題になった加湿器殺菌剤の毒性実験中に「妊娠した母ネズミ15匹中、13匹の腹の中で子が死亡した」というオキシ側にとって不利な結果を隠ぺいしたとみている。容疑が事実ならば、研究者が真実糾明どころか歪曲の先頭に立ったという点で衝撃的だ。
オキシー側は2011年8月、疾病管理本部が「加湿器の殺菌剤が原因不明の肺損傷疾患の危険要素」という疫学調査の結果を発表して有害性を認めるとこれに反論するためにソウル大学と湖西(ホソ)大学に自社製品の毒性実験研究をそれぞれ発注した。オキシーはここで出てきた実験結果を基に自社製品が無害だという内容の報告書を検察に提出した。