【コラム】海運・造船産業5賊を構造調整せよ=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.05.09 17:05
海運・造船産業を危機に陥れた5賊を挙げろと言うならばオーナー・経営陣・公務員・債権団・国会議員だ。罪質が最も重い集団は誰だろうか。見る角度によって違うだろう。予防に傍点を置けばオーナーと経営陣の責任が大きく、監督に重きを置くならば政府官僚と債権団の責任が重い。紛争が起こった後は構造調整を困難に陥れた国会議員の過ちが大きい。
彼らの罪状を具体的に探ってみよう。まずオーナーの過ちについて言わざるをえない。オーナー経営は迅速な意志決定と安定的な長期投資という点で長所が多い。これを基に韓国企業は世界的な競争力を発揮している。それまで韓国を養ってきた半導体・携帯電話・自動車が全てそうだった。大企業主導の経済になったのは全てオーナー経営の短所よりも長所を国家と国民が受け入れた結果といえる。