日本、インドと組んでイラン貿易要衝港を開発
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.05.09 08:16
日本政府がインドと手を握り、イラン南東部のチャバハール港を開発する計画だと、日本経済新聞が8日報じた。
チャバハール港はインド洋につながるオマーン湾に接した自由貿易地区で、アフガニスタンと中央アジア貿易の要衝地。日本政府のこうした動きは、核開発による国際社会の経済制裁が解除されたイランとの関係強化を急ぎ、中央アジアで影響力を高めている中国を牽制する狙いだと、同紙は伝えた。安倍首相は年内にイランを訪問して開発計画に合意することを目標にしている。
同紙によると、パキスタンに近いチャバハール港に対しては対立関係のインド政府が大規模な投資をする計画だ。インドは肥料工場や石油化学工場などのプロジェクトに約2兆円を投資する意向を表している。インドは北西部の国境に接したパキスタンとの関係が円満でなく、中央アジア進出に困難があり、新しい貿易関門を確保するためにチャバハール港に力を注いできた。