【社説】まだ党の主導権を狙う親朴=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.05.02 16:36
4回当選の親朴(朴槿恵)派の重鎮、兪奇濬(ユ・ギジュン)議員がついにセヌリ党院内代表選への出馬を強行した。4・13総選挙惨敗の責任を取って自重すべき親朴派の要人が総選挙から半月後に院内代表選に出馬する意向を表した。これで3日に行われるセヌリ党院内代表選はまた親朴(兪奇濬)と非朴(羅卿ウォン・鄭鎮碩)が争う構図となった。
院内代表選への出馬は個人の自由だ。しかし兪議員は現政権で海洋水産部長官を務め、いつも朴大統領と親しいことを誇示してきた代表的な親朴派だ。その兪議員が出馬に関して「親朴が敗北意識に浸っている必要はない」と主張したのを見ると、総選挙惨敗を他人事として考えている印象だ。兪議員は「もう親朴という言葉は古語辞典に入らなければいけない」と脱派閥を宣言し、周囲から「世間が変わっているため率先して『脱朴』をする」という非難に包まれると、「脱派閥とは親朴を抜けることではない」と述べた。くだらない弁解だ。