韓国政府の企業構造調整計画の発表に業界は失望感
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.27 15:05
造船・海運企業は26日に発表された韓国政府の企業構造調整計画が従来と大きく異なるところがないとして失望を隠さなかった。企業別にすでに推進中の自救案から大きく良くなったものがないばかりか、危機の根本的な原因である業界全般の供給過剰と低価格の受注慣行については、これといった解決策が出せなかったという見方だ。チェ・ジュンソン成均館(ソンギュングァン)大学法学専門大学院教授は「(政府の構造調整案は)3つのトラックを区分する原則的な立場の表明から脱却して、もっと早く構造調整を推進できる代案を提示するべきだった」と指摘した。
一部の大手造船企業は「根本的な産業構造の再編なしに、今回も血税を投じて下位企業を生かしておいても結局は過剰競争による低価格受注の悪循環に再び入り込むことになる」としながら冷笑的な反応を見せた。