パリ名門料理学校に韓食課程…他国の料理では初
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.25 10:51
「韓食(韓国料理)は新しい材料でさまざまな料理を作ることができて、繊細さ・精巧さ・独創性を備えている。フランスのシェフが韓国のこのような繊細な技術を学ぶことができれば両国文化はさらに豊かになるだろう」
仏パリの名門料理学校「エコール・フェランディ」正規教育過程に韓食カリキュラムが導入される。ジャン・ポール・ヴェルメシュ(Jean-Paul Vermes)パリ商工会議所議長は今月22日、ソウル新羅ホテルで財団法人ミルのキム・ヒョンス理事長と共同記者会見を行い、このような内容の合意覚書(MOA)を締結した。96年の伝統を持つ「エコール・フェランディ」が他国の料理を正規過程に組み込むのは今回が初めてだ。
「エコール・フェランディ」は1920年パリ商工会議所が開設した料理人養成プログラムが基礎となっている。現在も傘下機関として、3年過程を卒業すれば商工会議所が授与する学位が受られる。年間1500人程度の教育履修者のうち20%(約300人)が海外出身者で、実務中心の教育として名声が高い。仏レストランシェフに必須のフランス料理専門技術者資格証(CAP)試験合格率もトップクラスだ。卒業生は大統領官邸(エリーゼ宮)のコックや食品メーカーなど幅広い分野に進出している。