【中央時評】朴槿恵政治と国民選挙革命(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.15 08:21
第20代総選挙は韓国で執権保守党が初めて2つの点を同時に達成したという点で革命的だ。過半議席の崩壊と第1党地位の喪失だ。民主化以降、韓国で圧倒的な地域利点を持つ保守派政党でなく、改革派政党が正常な選挙で第1党になったのは史上初めてとなる。2004年の総選挙で改革派政党が第1党になったのは大統領弾劾訴追という非正常的な事態のためだったら、今回は正常な選挙だったという点で大統領と政府に対する事実上の政治的弾劾に近かった。
与党は過半を大きく割り、民主化以降、執権保守党の最少議席となった。今回の保守派執権党の議席は1988年の総選挙の4党体制下の民主正義党(125議席)よりも少ない。122議席は弾劾訴追時点の保守政党の121議席とほぼ同じだ。すなわち正常の選挙では歴代最少だ。どうしてこのような選挙結果になったのだろうか。要諦は朴槿恵(パク・クネ)大統領政権の業績と政治方式にある。