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【コラム】韓国を愛することになったとても特別な理由

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.14 15:53
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この頃、暖かくなりながらあちこちで花がぱっと咲いている。その多くの花の中で最初に目に映るのが桜の花だ。「春風に舞い散る」桜の花を見ていると、思い出す人がいる。私が身を置いている在韓ブラジル大使館にいたエドムンド・フジタ(Edmundo Fujita)大使だ。桜の花と言えばその方に関する話を思い出す。

2014年、寒さがゆるんで花のつぼみが顔を出していた、ある暖かい春の日だった。その日に限って出勤してきた大使がとても疲れているように見えて、何かあったのか伺ってみた。大使はハハハと笑って「早朝から桜の花を見に河東(ハドン)に行ってきた」と言った。大使が取り出して見せてくれた携帯電話の中には、美しい河東の風景がいっぱいにあふれていた。韓国で見た桜の花の中で最も美しい桜の花がそこにあった。しきりに感心する私に、大使は「いつか必ず行ってきなさい」と勧めてくれた。

 
フジタ大使はそんな方だった。通常、外国人に韓国の良い点について尋ねると「発展した技術」「治安と便利な生活方式」「魅力的な文化コンテンツ」などを言うが、フジタ大使はいつも韓国の美しさについて話していた。能力ある外交官として世界の多くの場所を回った方だったが、韓国を特に大切にして愛していた。会議参加のために移動する時も車窓の外に見える韓国の風景一つひとつを鑑賞して好んだ。暇さえできれば奥様とペットの子犬と共に、韓国の津々浦々を旅行するのをとても楽しんでいた。

フジタ大使は絵を描くのも好きだったが、韓国の自然から受けたインスピレーションを美術作品に昇華させることもあった。私はそんな大使を通じて今更ながらに韓国がどれほど美しい国なのか改めて悟ることができた。

実際、外交公館で大使だと言えば普通は近づきがたい高位の方という認識が多い。だがフジタ大使は本当に父のような方だった。いつも笑顔で、すべての職員に配慮する方だった。それで多くの人から尊敬された。私もやはり大使から多くのことを学んだし、心深く尊敬することになった。

先週水曜日にフジタ大使が本国で死去されたという胸の痛むニュースを伝え聞いた。2009年4月から2015年9月まで韓国に駐在されていた6年間、本当に韓国を愛してその美しさを広く伝えようとしていた方だ。その方を覚えている韓国人も少なくない。亡くなった大使の望み通り、より多くの人が、韓国がどれほど美しい国かを知るようになればと思う。深い哀悼とともに、謹んで故人のご冥福を祈る。

カルロス・ゴリトJTBC『非首脳会談』出演者

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