<脱北者集団亡命>北朝鮮幹部の金元弘保衛部長、私、震えている?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.12 16:09
中国浙江省寧波の北朝鮮飲食店「柳京食堂」で働いてた北朝鮮従業員の集団脱北を主導した人物が、従業員を管理する国家安全保衛部(韓国の国家情報院に相当)の要員であることが把握されたと、政府当局者が11日伝えた。この当局者は「海外に長期間滞在する北の住民は常に保衛部員の統制を受ける」とし「北の海外飲食店で保衛部員は通常、飲食店の支配人という職責を持つが、従業員の旅券(パスポート)を保管して従業員の一挙手一投足を監視する。その保衛部員が脱北を主導したというのは驚くことだ」と述べた。
別の対北朝鮮消息筋は「柳京食堂には責任者級と指揮を受ける保衛部員がいたはず。このうち下位級保衛部員が脱北を主導したと把握している」と述べた。これとともに「保衛部員は北の住民の中でも党性が最も強い人物」とし「特に海外に派遣する保衛部員は何度も検証をして脱北の心配がない人物が選抜される。周辺の幹部までが保証人になっているため、今回の脱北で保衛部内に波紋が広がるだろう」と話した。