「大統領も弾劾可能な韓国社会見て大きな衝撃」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.07 15:56
「脱北者出身第1号のロースクール生」であるイ・ソジンさん(30、仮名)は自らを「土の箸とスプーン(生まれながらに恵まれない環境にあること)の中の土の箸とスプーン」と話す。咸鏡北道会寧(ハムギョンブクド・フェリョン)出身のイさんは、北朝鮮の食糧難が深刻だった1999年に母親とともに豆満江(トゥマンガン)を渡った。当時14歳だった。彼は「会寧の家の外に出て行けば、飢え死にした人々の遺体が通りのあちこちに散在していた」と思い出す。
中国でかろうじて生活していたイさんは2003年10月、韓国に入ってきた。小中学校の課程を検定試験で終えた後、釜山(プサン)のあるオルタナティブ・スクールを経て高麗(コリョ)大学経済学科に進学した。その後2013年に脆弱階層特別選考でソウル大法学専門大学院(ロースクール)に進学し、初の脱北者出身のロースクール生となった。今年3年になったイさんは来年初めにある弁護士試験の準備をするため近頃は一日の睡眠を4時間にして勉強しているといった。