<韓中首脳会談>習近平主席のTHAAD発言、韓・米に温度差
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.02 14:13
中国の習近平国家主席が先月31日(現地時間)、米国の高高度ミサイル防衛(THAAD)体系の韓半島(朝鮮半島)配備に反対する立場を公式的に繰り返し提起した。習主席はこの日、朴槿恵(パク・クネ)大統領との首脳会談で、THAADの韓半島配備に反対するという立場を明らかにした。習主席がTHAAD配備問題をめぐり朴大統領と意見交換をしたのは今回が初めて。
習主席は韓中首脳会談の前に開かれたオバマ米大統領との米中首脳会談でもTHAAD反対の立場を明らかにした。習主席がオバマ大統領に対してTHAAD問題を取り上げたのも初めてだった。しかし習主席の発言には温度差が見られた。朴大統領よりオバマ大統領に対してTHAADに関する話も多くし、強く反対した。
金奎顕(キム・ギュヒョン)青瓦台(チョンワデ、大統領府)外交安保首席秘書官は会談後の記者会見で、「韓中首脳会談でTHAAD配備問題について、双方の従来の立場に関する意見表明があり、今後その問題について疎通を継続することにした」と説明した。習主席の発言も紹介せず、「疎通することにした」が結論だった。