半導体コリアに「チキンゲーム」の暗雲(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.03.31 08:02
市場調査機関IHSのアナリストは「従来のスマートフォンでより多くの需要を生み出すのは難しいため、価格下落傾向が続くだろう」とし「半導体市場が大転換期に入っている」と診断した。
しかし国内企業は「価格下落はしばらく続くだろうが、チキンゲームを心配するほどではない」と判断している。大規模な投資が必要なメモリー半導体事業の特性上、参入障壁が高く、市場に参入してもトップ圏の技術に追いつくのが容易でないからだ。中国が今すぐ生産を始めるとしても、18ナノDRAMと48層3次元NAND型フラッシュメモリーを量産する韓国との技術格差は2、3年以上開いている。
メリッツ証券のパク・ユアク研究員は「中国企業が現在製作中であるNAND型フラッシュメモリーはサムスン電子が2005年に開発した製品」とし「従来の企業との技術格差のため、中国の投資が現在の業界状況に及ぼす影響はほとんどないと判断される」と説明した。