【コラム】人工知能もいいが韓国人「脳地図」プロジェクトから(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.03.30 10:51
李世ドル九段と人工知能(AI)プログラムのアルファ碁の世界的対決に4勝1敗でアルファ碁が勝利し、グーグル「ディープマインド」が開発したAIの水準と今後の産業界に及ぼす影響などが国全体を強打している。具体的にAIと関連した学術・技術懇談会が雨後のタケノコのように開かれ、韓国政府もAI分野の投資をさらに積極的に増やすため5年間に3兆5000億ウォン(約3415億円)の研究開発予算を投じる予定だと発表した。
しかし、もう少し人間に近く模写をしたり、単純に産業的に適用しようという目的ではなく、人類の健康に寄与するAI開発のためには前提条件がある。生きている人間の「本当の脳」の研究に対する投資が並行されなければならない。昨年基準として各官庁と脳研究関連研究所などに投じられた研究開発予算は1250億ウォン程度だった。
他の国はどうだろうか。世界の脳研究はすでに2~3年前に本格的に始まっている。米国は2013年にオバマ大統領が直接米国の歴史上最大規模の研究プロジェクトである「ブレインイニシアチブ」を発表した。時に人間の頭脳活動のすべての経路と地図を完成する事業に10年間に30億ドルの研究費を投資することにした。欧州連合(EU)もやはり人間の脳に匹敵する規模と機能を備えた人工神経網を開発する「ヒューマンブレインプロジェクト」を2013年から始め、10年間に10億ユーロの研究費を策定した。