韓国のことしの４－６月期輸出も１－３月期と同じく困難が続くことが予想された。

韓国貿易協会国際貿易研究院は６４５カ所の輸出業者を対象に調査を実施した結果、ことし４－６月期の輸出産業景気展望指数（ＥＢＳＩ）が９８．７を示したと２８日、明らかにした。昨年１－３月期と１０－１２月期（１０１．４）に比べやや悪化し、前年同期（１１２．０）と比べるとかなり低くなった。ＥＢＳＩは前期より肯定的なら２００に近く、否定的なら０に近づく。

品目別には船舶（８３．３）と半導体（８０．６）の輸出景気が大幅に悪化することが予想された。船舶は海洋プラントの引き渡しの延期および契約の取り消しの発生が影響し、半導体は主力分野であるメモリー価格が下落したためだと分析される。

半面、医療・精密・光学機器（１１８．９）や家電製品（１１１．１）など主に高級消費材製品の輸出景気は回復したことが調査された。

国際貿易研究院は「家電製品は最近発売されたプレミアム製品を中心に輸出環境が改善され、そのほか国際原油価格の上昇が予想されている」とし「中国が鉄鋼設備の縮小を発表し、輸出単価の上昇が期待される石油製品と鉄鋼製品の輸出景気も前期に比べて良くなるだろう」と見通した。