自動車・電子・鉄鋼の業績大きく悪化…韓国経済の主力産業も揺らぐ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.03.28 08:47
電子、自動車、鉄鋼のような韓国の主力製造業の「成長エンジン」が冷めつつある。世界経済が不振の沼に落ち、サムスン電子や現代自動車など韓国代表企業の業績が悪化したのに伴うものだ。
金融情報会社のFnガイドが27日に明らかにしたところによると、証券会社24社が提示したサムスン電子の1~3月期の営業利益見通し平均は5兆1691億ウォン(約5002億円)となった。前年同期実績の5兆9800億ウォンに満たないだけでなく前四半期の6兆1400億ウォンに比べても14%の減少だ。
さらに証券会社4社は4兆ウォン台の営業利益まで予想した。スマートフォン市場の沈滞が続く中でこれまで柱となってきた半導体、ディスプレーの業況まで悪くなったためだ。HMC投資証券リサーチセンター長のノ・グンチャン氏は、「4~6月期にギャラクシーS7の販売が増えサムスン電子の業績が改善されるだろう」としながらも「だが急な業績回復を期待するのは難しい状況」と分析した。