【社説】「玉璽闘争」にまで進んだ与党の内紛=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.03.25 16:39
与党セヌリ党の公認波紋が親朴(槿恵)系と非朴系の内戦状態に向かっている。昨日、非朴系の金武星(キム・ムソン)代表が最後まで論争が続いた5カ所を無公認地域と宣言したのだ。親朴系が多数の公認管理委は5カ所で非朴系の劉承ミン(ユ・スンミン)、李在五(イ・ジェオ)、柳性杰(リュ・ソンゴル)議員らを脱落させ、親朴系候補を公認していた。金代表は党代表の職印の捺印を拒否し、釜山(プサン)に向かった。いわゆる「玉璽闘争」をしたのだ。代表の職印がなければ親朴系候補の出馬が不可能であるため、劉承ミン、李在五、柳性杰議員など離党・無所属立候補者の当選の可能性が高まる。
最高委員会の多数を占める親朴系は金代表の行動を無責任な党務拒否と規定した。そして金代表が拒否し続ける場合、党憲・党規に基づき最高位議決手続きを進める意向を明らかにした。「金代表有事」を宣言し、新しい職印で公選者の候補登録を強行することを示唆したのだ。もしこのように進行する場合、適法性をめぐり法廷争いが発生する可能性もある。与党の公認と内紛が法廷に飛び火するという歴代初めての事態となるかもしれない。