釜山映画祭の20年の名声をこのまま捨てるのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.03.25 10:27
独立映画『野花』で釜山(プサン)映画祭に参加したパク・ソギョン監督の声がこみ上げる感情に思わず高くなった。
韓国の映画関係者148人が24日、ソウルアートシネマで釜山国際映画祭(BIFF)の自律性と独立性を支持する宣言を発表した。現場には17人の監督が参加した。韓国独立映画のゴッドファーザーと呼ばれるキム・ドンウォン監督をはじめ映画『生きる』のパク・ジョンボム監督、『明日へ』のプ・ジヨン監督など皆自身の映画でBIFFに参加したことがある面々だ。『ソーシャルフォビア』でBIFFで受賞し注目を集めているホン・ソクジェ監督、キム・ジョグァンス監督(青年フィルム代表)なども目についた。現場には出てこなかったものの、キム・テヨン、ピョン・ヨンジュ、ユ・ジテ監督も声明に名前が入っている。
彼ら監督にとってBIFFは格別にならざるをえない。「子供のころ映画の夢を育んだ」(ホン・ソクジェ監督)、「国際映画祭とは何か、海外の観客にどのようにして会ったらよいのかについて学んだ場」(キム・ジョグァンス監督)だから。キム・ドンウォン監督は「アジアで最も大きくて知名度のある映画祭が迷走しているのが信じられない」とし、『ハン・ゴンジュ 17歳の涙』のイ・スジン監督は「徐秉洙(ソ・ビョンス)釜山市長に地域感情をあおって映画祭を跛行に導いていく意図と背後を問いたい」と声を高めた。