【社説】今度は徹甲弾を無視した防弾服…防衛産業の不正に終わりは=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.03.25 09:33
国防部と軍が深く関与した防衛産業の不正がまた明るみになった。本当に防衛産業の不正の終わりはどこなのかと尋ねないではいられない。監査院の監査結果によると、軍が数十億ウォンを費やして開発した徹甲弾防弾服の調達計画を陸軍少将出身の国防部第1級官吏が撤回し、その代わり軍とコネのある防衛産業業者から性能の劣る一般防弾服3万5000着の納品を受けて前線の部隊に支給した。
国防部は監査院の発表に対して「監査結果を尊重して綿密に検討して忠実に後続措置を取る」という立場を発表した。だが、果たして適切な措置が取られるのだろうかとの疑いを持つだけの蛇足を最後に付けた。「(問題になった)防弾服自体は軍が求める性能(北朝鮮軍の小銃AK-74の普通弾防護)基準を満たしている」という内容だ。