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韓国政府、時速100キロ超の「超高速艇」開発へ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.03.23 17:56
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韓国政府が時速100キロを超える超高速艇の開発に乗り出した。

軍関係者は23日「産業通商資源部と未来創造科学部、国防科学研究所など政府部署が力を合わせて排水量20トンで最高速力60ノット(時速111キロ)の小型超高速艇(HSIC:High Speed Interceptor Craft)を民・軍の技術協力で開発することにした」として「開発に成功して効用性が立証された場合は海軍に導入することにした」と話した。

 
海軍が運用中の高速艇(チャムスリ)の1.5倍以上のスピードだ。海軍は1980年代に130トン級で時速70キロ前後の高速艇を導入したが、老朽化が激しいため交代させている。これに伴い次期高速艇を開発中だ。超高速艇はこれとは別に朴槿恵(パク・クネ)政権で強調している創造経済の一環として民・軍の技術協力方式で5年以内に試作船を製作する計画という。

超高速艇は長さ20メートル・幅4メートルほどで、チャムスリ(37メートル)の半分の大きさだ。乗船定員は12人で、チャムスリ高速艇(30人余り)の3分の1程度だ。軍は超高速艇が開発されて効用性が認められた場合、沿岸警備をはじめ浸透、輸送、戦闘など多様な軍事的目的で活用できるとみている。軍当局者は「北朝鮮は最近、西海(ソヘ、黄海)北方限界線(NLL)海域に波貫通型の高速艦艇(VSV:Very Slender Vessel)を配備した」として「最高時速90キロの北朝鮮VSVよりも速く起動して対処できる」と話した。

別の軍関係者は「米国などでは66ノット(時速120キロ)以上の超高速艇がすでに開発された」として「空気抵抗を減らす船の体形と高速推進システム、船体構造の軽量化など核心設計技術と高速でも安定した操縦性能を確保することがカギ」と話した。超高速艇が開発されれば、海洋警察の海洋警備艇と地方自治体の漁業指導船だけでなく民間部門のレジャー用高速ボートとしても使用可能だと当局は期待している。

このほかに軍は今年中に従来の400トン級誘導弾高速艦の後続モデルである200トン級誘導弾高速艦の建造に着手し、旧型の高速艇と交代させていく計画だ。

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