【時論】中国の習近平経済、どのように見るべきか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.03.15 13:30
あちこちで広がる中国発経済危機論にぎくりとするほかはないのが最近の韓国経済の現実だ。人民元相場は乱高下し、中国の2月の輸出は前年同月比25%急減した。中国広東省地方政府が住宅在庫処分のためにマカオと香港資本にまで手を広げているという報道が相次ぐ。1997年のアジア金融危機と2008年の世界金融危機を比較的早く克服するのに役立った韓国経済の「安全弁」の中国が消えるのではないか不安だ。米国の韓半島(朝鮮半島)への高高度ミサイル防衛(THAAD)配置を懸念する中国が韓国のアキレス腱である韓中経済関係を「管理」しようとするなら、突然の規制で韓中自由貿易協定(FTA)を色あせさせかねない。
3日から北京で開かれている両会は習近平時代の経済政策を推し量ることができる機会だ。