「くまモン」は年1兆ウォン稼ぐが、ソウル「ヘチ」は20万ウォンも稼げず
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.03.11 08:44
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ソウル市の公式キャラクター「ヘチ」(写真=ソウル特別市)
ソウル市庁地下1階にある記念品店にはソウル市の公式キャラクター「ヘチ」を利用して作った商品10点ほどが並んでいる。すべて在庫品だ。生産は5年前に中断された。この2年間、同キャラクター商品の販売額は1カ月平均約1万5000ウォン(約1400円)だ。
黄色い顔と体にだいだい色のだんご鼻。「ソウルの守護神」という別称を持って生まれたキャラクター「ヘチ」は、開発・広報費用として計55億ウォンほど投入されたソウル市の野心作だった。しかし現在、「ヘチ」の活用はソウル市の会社のタクシーの扉に付けるステッカー程度だ。
「ヘチ」 キャラクターは「デザインソウル」を標ぼうした呉世勲(オ・セフン)ソウル市長時代に作られた。特殊組織のデザイン総括本部が企画した。2008年に20余りの候補動物に対して市民投票をした結果、ソウルを代表するキャラクターに選ばれた。「火災や災難を払い除ける想像の動物」という点が高く評価された。その後、「ヘチ」の歴史を扱ったドキュメンタリーや「ヘチ」を主人公とするアニメーションが制作された。バッジ・ハガキ・財布など「ヘチ」が登場する商品は231種類にのぼった。