韓経:中国クルーズ観光客一日140万ウォン使うのに…国籍船社もない韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.03.08 11:48
4日午前7時、仁川(インチョン)の松島(ソンド)新港の韓進(ハンジン)ターミナル。超大型豪華クルーズ船のクアンタム・オブ・ザ・シーズ(Quantum of the Seas)号が、中国人観光客4153人と乗務員約1300人を乗せて今年初め韓国に入港した。クルーズから降りてきた中国人観光客は観光バスに乗ってソウルに向かい、青瓦台(チョンワデ、大統領府)・景福宮(キョンボックン)・東大門(トンデムン)・小公洞(ソゴンドン)ロッテ免税店・南山(ナムサン)などを見て回った後、午後9時頃に上海へと戻っていった。仁川市の関係者は「クルーズを利用する中国人1人あたり一日に平均1164ドル(約140万ウォン)を使っていく」として「今回のクルーズ船の入港でおよそ58億ウォン(約5億4300万円)の経済的効果を得たことになる」と説明した。
クルーズが国内観光産業の核心軸に浮上している。人口15億人の中国人がクルーズ旅行に目覚め始めた上に、高齢化により楽な海外旅行を楽しもうとする人が急速に増加しているからだ。韓国も急いで国籍クルーズ船を出港させて、外国人観光客を誘致しなければならないという指摘が出ている。
◆成長するクルーズ産業