朴槿恵（パク・クネ）大統領は３日「今日、国連安保理で類例のない強力な対北朝鮮制裁決議案が通過したことは、韓半島（朝鮮半島）と世界平和を望む国際社会の強力なメッセージとみている」と話した。朴大統領はこの日、金聲宇（キム・ソンウ）広報首席を通じて明らかにした国連安保理決議案の通過関連メッセージでこのように明らかにした。

さらに朴大統領は「北核廃棄と韓半島の平和のために、このような結果を導き出した安保理理事国をはじめとする国際社会の努力に謝意を表わし、国際社会との緊密な連携を強化し続けるだろう」と話した。それと共に「今後、北朝鮮が核開発を放棄して変化の道に出ることを心から望み、韓半島の平和と統一のために一層努力していく」と語った。

朴大統領はこの日ＣＯＥＸで開かれた第４８回国家朝食祈祷会で「政府は北朝鮮政権が無謀な核開発をあきらめて、北の同胞の自由と人権を抑圧する暴政を中止するよう全世界と協力して努力していく」としながら「韓国社会が不信と分裂の悪循環を断ち切り、統合の大きな道へと共に進めるようにあらゆる最善を尽くす」と話した。朴大統領が金正恩（キム・ジョンウン）政権について「暴政」という単語を使ったのは初めてだ。

朴大統領は「今、我が国は北朝鮮の核実験と長距離ミサイル発射で厳重な安保危機に直面しており、続く世界経済の停滞の中で経済も難しい状況を迎えている」として「複合危機を克服し、平和で幸せな未来に進む道でも韓国教会がより大きな役割を果たして下さるだろうと信じている」と話した。

朴大統領は引き続き「韓国教会が葛藤を癒して対立を解消する国民統合の中心となって下さり、国家の革新を導いていく灯になって下さることを望む」として「社会・経済を革新して新たな飛躍の土台を作り、韓半島の平和統一という歴史的な天命を成し遂げていく道で祈りと献身で力を加えて下さることをお願いする」と話した。

また「聖書はイスラエル民族が国家的な危機に直面した時、預言者サムエルと国民らが１つの心で共にあるミヅパの祈祷が国の回復と平和をもたらしたと記録している」として「国民の心を集めてこの地にミヅパの奇跡が再現されるよう韓国教会が先頭に立って努力して下さることをお願いしたい」と要請した。