強力な2国間制裁で抜け穴埋める…対話局面に備えたロードマップも必要=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.03.02 10:41
国連安全保障理事会が現地時間2日に採択する対北朝鮮制裁決議案に対し複数の韓国政府当局者は「軍事的措置を除くとこれまでの国連制裁の中で最も強力だ」と評価した。だが制裁の実質的履行と北朝鮮の非核化という最終目標達成のためにはまだ進む道は遠いというのが専門家らの意見だ。
まず制裁の抜け穴を埋める対策が必要だ。最初に鉱物資源分野全体に禁輸措置を取ったが「民生目的」の輸出は除外された。核とミサイル計画など違法行為と関連した機関や労働党関連団体の資産を凍結するようにしたことに対しても北朝鮮は回避する手段がある。
外交消息筋は「今後北朝鮮がすべての鉱物輸出入を住民の生計目的と偽装し、何段階を経て結局は大量破壊兵器(WMD)開発に転用される素地が大きい。海外口座と資産凍結のような場合もすでに朝鮮族などを利用して借名口座を確保しておいたので抜け穴はあると聞いた」と話した。