韓国国防部「ＴＨＡＡＤ配備が必要という米国の立場は維持される」
ⓒ 中央日報日本語版2016.02.29 14:49
韓国国防部は高高度ミサイル防衛体系（ＴＨＡＡＤ）の在韓米軍への配備が必要だという米国の立場は維持されると明らかにした。
国防部のムン・サンギュン報道官は２９日の定例記者会見で、在韓米軍のＴＨＡＡＤ配備に関する雰囲気が変化しているのではという質問に対し、このように答えた。ムン報道官は「我々側もＴＨＡＡＤ配備が必要だと認識をしていて、米国側が必要だと要請をしたため、このような認識の中で韓米間で共同で協議が進行中」と説明した。米国側のこうした認識が変われば結果も変わる可能性があるのかという質問に対しては、「米側が（ＴＨＡＡＤ配備が）必要だと要請したため、その立場はそのまま維持されると判断する」と答えた。
これに先立ちケリー米国務長官をはじめとする米国の当局者は最近、中国側と国連安保理の対北朝鮮制裁案を議論する過程で、北朝鮮の非核化を前提にＴＨＡＡＤを配備しない可能性があることを示唆し、一部では外交的レバレッジとして活用するのではという見方が出ていた。