【時視各角】中国、確実に北朝鮮制裁しなくては(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.02.29 11:02
すべての外交は「言葉」で始まり「文」で終わる。国際協定や合意案などは文面ひとつひとつが生命だ。主要先進国が外交部条約局長にエリート外交官を座らせるのもこのためだ。今回の国連安保理の対北朝鮮決議案は期待を上回る制裁水準だ。単語ひとつひとつが鋭くなっている。海上封鎖、鉱物取り引き禁止などは戦犯国を除くと類例のない封鎖措置だ。
北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)対南秘書は「いくら制裁してもびくともしない」と大声を上げた。だが国連制裁は一度採択されれば基準として固まってしまう。制裁水準を低くするのは困難だ。イラクやリビアも何年もの制裁の後遺症が蓄積し国が滅びた。今回の石炭輸出禁止は金正恩(キム・ジョンウン)の統治資金に狙いを定め、航空燃料・武器類取り引き禁止は北朝鮮軍部に途轍もない圧迫だ。