【時視各角】袋叩きの境遇になった韓国ウォン(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.02.25 09:14
また通貨戦争に火がついている。やはり主演は米国、主舞台は中国だ。陰謀説の被害者である中国は心配が山積みだ。2年前に雷思海は『G2戦争』で現在を予想した。骨子はこうだ。
「2015年12月に米国が連邦基金金利を電撃的に引き上げる。すぐに日本の日経指数、韓国のKOSPI指数、東南アジア各国の株価指数が一斉に6%以上下落する。米国証券市場が開場した時は国際資本市場ですでに5兆ドルが蒸発した後だ。…さらに大きな暴風雨は外国為替市場で吹き荒れる。円とユーロが3%以上下落する。人民元は下限値まで力なく急落する」。
雷思海は、米国が過去2回起こした通貨戦争により欧州は5年、ロシアは6年、東南アジアは8年、日本は15年の不況を経験したと主張する。今度は中国だが、敗れる場合は短くて5年、長くて10年の不況を経験することになると予想した。彼は強いドルの3度目の空襲時期をきっちり予想した。2015年末~2016年、まさに今年だ。米国の先鋒にはジョージ・ソロスを挙げた。彼の不吉な予言のいくつかが完全に一致したわけだ。シナドットコムの経済コラムニストである彼の文を中国政府は「政策決定者に参考価値がある資料」に選定している。