円安背に韓国追い抜いた日本の「観光客おもてなし」(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2016.02.22 09:43
#1.13日、東京の繁華街である銀座の三越デパート8階につくられた「ジャパン・デューティーフリー銀座」。中国の旧正月である春節(7~13日)に合わせて日本観光に出かけた中国人観光客の行列で大型の売り場全体が大変な混雑となった。中国人観光客が一度にばく大な量のショッピングをするとして登場した新造語「爆買い」がそのまま当てはまるような現場だった。3泊4日の日程で旅行に来たという朱文君さん(30)はSKⅡをはじめとする日本製の化粧品20万円(約215万ウォン)分をかき集めた。
#2.海抜3000メートルの山々が連なる日本中部の北アルプスの山間地にある高山は、冬の間じゅう外国人観光客で混み合う。秀麗な景観に熱い温泉があふれる天恵の観光資源を持っていてもアクセシビリティが落ちて日本人もなかなか訪れなかった閑静な山奥の村だった。だが外国人を対象に交通費を割り引いて消費税(8%)を免税する「すぐに払い戻す形の事後免税店」も相次いでオープンしながらここ2~3年に台湾・中国・シンガポール・マレーシア観光客が雲のように集まり始めた。