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KT「平昌五輪を360度の映像で鑑賞してください」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.02.16 13:26
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オ・ソンモクKTネットワーク部門副社長が15日、「360度バーチャル・リアリティ(VR)」技術について発表している。(写真提供=KT)
2018年平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)の主要競技は360度映像で視聴者が思い通りの角度で観覧できるようになる。また、選手の視点で撮影された映像を見て、まるで自分がスキージャンプ台に直接立っているような気分を感じることもできる。

平昌五輪の主管通信社であるKTは15日、ソウル光化門(クァンファムン)社屋と江原道平昌(カンウォンド・ピョンチャン)普光(プグァン)スノー競技場(フェニックスパーク)をつないでオリンピックに適用する予定のこのような技術を初公開した。およそ100カ国から選手6000人が参加する平昌五輪は約38億人が視聴する見込みだ。

 
実演された技術のうち「シンクビュー」は移動通信モジュールを搭載した小型カメラで、超高画質映像をリアルタイムで撮影して伝送するサービスだ。視聴者がスマートフォンのような端末やテレビで選手の視点で撮影された映像を見ることができる。こうなればリビングにいながらにしてスキージャンプ台に立っているような緊張感やフィギュアスケート選手の回転を間接的に体験することができる。

「多チャンネル360度バーチャル・リアリティ(VR)」は競技中継映像を360度で撮影してリアルタイムで伝送する技術だ。一般的なテレビ中継とは違い、さながら現場にいるような感覚でお気に入りの選手を中心に見たり、競技場後方の監督や審判の動きをもれなく鑑賞することができる。

この日特に目を引いた「ホログラムライブ」は、選手インタビューなどを3次元のホログラムで見せる技術だ。

主要拠点に設置される予定のピラミッド形のホログラム装備で立体映像を浮び上がらせ、自分の目の前に選手がいるような感覚を感じてもらうのが目標だ。実現することができるホログラム映像がまだ非常に小さいため、特別な興味をそそるにはまだまだだ。2018年までこのような短所を補完する予定だという。

頻発する判定抗議を減らせるかにも注目が集まっている。「タイムスライス」はカメラ60台余りを競技場に設置して選手の動きに沿って撮影する技術だ。すぐに巻き戻して見たり、さまざまな視点から撮影された映像が確保・確認できたりするため判定の根拠が増える。ショートトラックやフィギュアスケートに適用される見込みだ。

この日実演された技術はすべてLTE(4世代)よりも最高で1000倍速い世代(5G)通信網を基盤としている。

KTは昨年2月から平昌一帯に1391キロの通信管路を基盤として3万5000本の有線通信ラインを設置した。最大25万台の端末を同時につなぐことのできる通信ラインで、2014年ソチ冬季五輪に比べて2倍以上の規模となる。

KTネットワーク部門のオ・ソンモク副社長は「平昌五輪大会の通信ネットワークはすでに30%以上が構築されており、ことし末までに全体ネットワークを完成させたい」と述べた。KTは平昌で適用した5G技術が2019~2020年決定予定の国際標準に反映されるように支援する。

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