現代車グループ会長、販売不振対策を悩む…サムスン副会長、父の見舞い後に新事業構想(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.02.09 11:32
マイクロソフト(MS)創業者のビル・ゲイツ(61)は最高経営責任者(CEO)を務めた当時、年に2回、1週間ずつ休暇を取った。休暇の名前は「考える週(Think Week)」。ビル・ゲイツはこの期間、テレビ・ラジオはもちろん、電話も切ってカリフォルニアの別荘で隠遁した。一日に18時間以上、本と報告書を読んで新しい経営戦略を構想した。MSのインターネットブラウザ発売、オンライン・ビデオゲーム市場進出はすべて「考える週」に出てきたアイデアだ。
5日間の長い旧正月連休を迎え、韓国大企業「会長」も久々の休みに入っている。ただ、経営の懸案が多いため、ほとんどはビル・ゲイツのように自宅で過ごしながら経営構想に没頭する計画だ。年初の景気と営業実績が予想より深刻だという判断に基づき、新年の事業計画を再点検するためだ。
闘病中の李健熙(イ・ゴンヒ)サムスン電子会長(74)は今回の連休も病院で迎える。2014年5月に心筋梗塞で倒れた李会長は手術を受けた後、リハビリ治療中だ。長男の李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長(48)は連休中、家族と一緒に李会長が入院中のソウル逸院洞(イルウォンドン)サムスンソウル病院VIP室を訪問する日程から決めた。その後は特別な日程を定めず、漢南洞(ハンナムドン)の自宅で休む予定だ。数年間にわたり李副会長の主導で推進してきた電子・バイオ・スマートカーを中心に事業再編構図を整える計画だ。事業のために海外に出張する可能性もあるという。