「先行学習は愚か、韓国の英才学校には英才がいない」(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2016.02.09 10:22
先月20日から4日間の日程でスイス・ダボスで開催された世界経済フォーラム(WEF)の話題は「第4次産業革命」だった。世界各国から集まった指導者はロボットと人工知能に代表される第4次産業革命の危機と機会について語った。そのダボスフォーラムのメーン行事場所のロビーには第4次革命を象徴するロボット1台があった。昨年、米国防総省傘下の防衛高等研究計画局(DARPA)ロボットチャレンジで優勝した韓国KAIST(韓国科学技術院)のロボット「HUBO(ヒューボ)」だった。HUBOの胸には今回のフォーラムの公式出席者を意味する出入証が付けられていた。「Hubo-World Citizen 16」。HUBOはダボスフォーラムに招待された唯一のロボットだ。同時に人間と同等なフォーラム出席者の扱いを受けた最初のロボットとなった。ダボスを訪れたカン・ソンモKAIST(韓国科学技術院)総長と「HUBOの父」呉俊鎬(オ・ジュンホ)教授に4日、中央SUNDAYが会った。
「ハーバード大やオックスフォード大など世界トップの大学の総長と一緒に第4次革命における大学の役割について議論した。人工知能、ロボット、モノのインターネットが登場する今後5年以内に主要15カ国だけで710万の雇用が消え、200万の雇用が生じるという。500万の雇用が減るということだ。急変する世の中をリードしていくには大学が今の姿ではならず、創意的でチャレンジ精神がある人材を育てられるように革新しなければいけないという考えで一致した」。