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中国人観光客600万人春節に海外へ…人気都市1位はソウル

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.02.05 10:55
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中国最大の年中行事である春節(旧正月)を迎え、旅行やインターネット・ショッピングなどの内需消費が中国経済の新しい成長エンジンとして浮上している。

先月24日から40日間続く旧正月特別運送期間(春運)の間、中国人29億1000万人が故郷訪問や旅行のために移動する。昨年より3.6%増えた数値で中国人1人当り平均2.1回旅行するわけだ。公式の春節連休(7日~13日)期間の間の海外旅行客だけで600万人と推算される。

 
旅行人気国家はタイ、日本、韓国の順で旅行人気都市はソウル、台北、バンコクの順だった。飲食・小売店の売り上げも昨年の春節期間6780億人民元(123兆ウォン、約12兆円)を越えるだろうと米国ブルームバーグ通信が見通した。

インターネット・ショッピングが優勢である旧正月用品の購入も活況を呈している。アリババ・グループが先月17日から5日間行った「旧正月用品祭り」は合計21億件の取引量を記録するほど盛況を成し遂げた。地域の食べ物と特産品が人気を呼び、中古家電の新製品交換、海外代行購買コーナーも設けられた。

アリババは販促期間の間に行われた取り引きの70%がモバイルによるもので、予想より多い15%が農村においてのものだったため、今後の成長が期待できると明らかにした。主宰側は今回の行事のために全国農漁村1万2000カ所余りにサービスセンターを設置して農産品の都市配送を助けた。

サービスセンターの助けにより貴州産の中国コチュジャンは準備した8万本が5時間で、江蘇省の有機農タマゴは2時間で3万個が売り切れた。品目別では衣類と食品に続き旅行商品が3位を占めて中国消費市場の変化像を反映した。

旅行産業は中国内需振興の核心エンジンだ。北京BNPパリバのエコノミストのチョン・シンドゥン氏は「現在、地方の観光設備は需要について行けない状況」とし、「評価が厳しい中国消費者の目線に合わせるためのアップグレードが行われ、成長率を引き上げている」と分析した。米国3億2100万人の人口の9倍に達する春運の延べ人数はガソリンから旧正月の贈り物まで春節特需の根幹をなしている。

1年に1度家族皆が集まるため外食と映画産業も右肩上がりだ。習近平政府の反腐敗運動の影響で2014年にマイナス成長を記録した春節の外食規模は2015年11%右肩上がりに回復した。

昨年441億中国元(8兆280億ウォン)を記録した映画産業もまた、先月ボックスオフィスが前年の同期間に比べて47%の成長を継続した。封切り初めの週末3億3800万人民元(610億ウォン)を売り上げたハリウッド・アニメーション『カンフーパンダ3』に続き周星馳監督の『美人漁』等、中国映画も好成績を予告している。

中国3大IT企業家BAT(バイドゥ・アリババ・テンセント)が行うモバイル紅包(お年玉)戦争も内需振興と合わせて注目されていている。

アリババの電子支払いサービスであるアリペイは今月7日夜に放映される中国中央放送(CC-TV)の芸能プログラム「春晩」に紅包8億人民元(1460億ウォン)を配布する予定だ。テンセントのモバイル・メッセンジャーであるWeChatの紅包サービスは今月1日に1日の発信量23億1000万件を記録した程の人気だ。

中国中央銀行の人民銀行によれば昨年7-9月期だけで中国内の電子支払い回数は271億3800万件、取り引き額は553億700万中国元(10兆ウォン)を記録した程、電子支払いは中国人生活の中に浸透している。

四川大学経済学院のドン国営教授は「インターネット技術と物流・旅行などサービス産業発達で中国人の春節消費習慣が急速に変わって経済成長を導いている」と話した。

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